No.8(夏雪)
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西荒川で3人。釣りに来た。春の日射しをあびながらワインを飲み昼食
を取っていた。話しの流れは明確には憶えていないがなぜかイエロース
ト−ンに夏休みを利用して2週間ほど行くことになってしまった。
出来ればカナダ、バンク−バーから入るのがいいのだが、チケットのつ
ごうでロスから入ることになる。今回はどういう訳かファストクラスに
なってしまった。シンガポール エアーラインは機内サービスは世界の
エアーラインの中でも毎年ベスト3に入る機内サービスで有名航空会社。
アッパーデッキに乗り込むとさすがに広い。我々はのんびり旅を満喫し
ながらロスに向かった。ロスで入国しソルトレイクへ。空港に付いて荷
物を待がなかなか出て来ない、それもすべての荷物が。問い合わせると
ハワイ行きに間違えて乗せてしまったという。仕方が無いので、明朝ま
でにホテルに届けるように交渉し、手ぶらのままチェックインする。
夕食は外で取ることにし、夕暮れのソルトレイクの町に3人で出かける。
白く、あっさりとした町をぶらぶらしながら歩いて行くが、近くにはレ
ストランは一軒しかない。とりあえず入ってビールを注文すると。ウエ
イトレスが"Sorry, This is a temperance area"
「あ、あんあんん・・・・・え、え、え」
ユタ州であるソルトレイクはモルモン教の強いところで禁酒の町であっ
た。モルモン教の創唱はジョセフ スミスというアメリカ人で最初は一
夫多妻でもあつたらしい。そんなことはどうでもいいが我々3人には迷
惑な話しである。先ほどのウエイトレスの彼女に飲める所はないかとた
ずねると外人バーがあるという。場所を聞きタクシーでむかうことに。
バーに入ると驚くことに和風の白木のカウンターが一部ではあるがしつ
らえてある。ついつい、そこに腰掛けバーボンを頼む。一口飲み、メニ
ューを見るとローマ字で「takosashi 」 とあったのでチーズと一緒に
頼んでみた。5、6分すると出て来たが、たこの大きさにびっくり!!
たこの足の断面は小判より大き。味はおおざっぱであったが3人で後学
のためとしょうし食べてしまった。
朝、ドアのノックの音で眼をさまし寝ぼけまなこで鍵をあけるとボーイが
我々のなくなった荷物を持って立っている。チップを渡し部屋に運び入れ
る。シャワーを浴び、バックから着替えを取り出す。何と行っても3日ぶ
りの着替えだ。
ホテルで朝食をすませボーズマンに向かう。ボーズマンからはレンターカ
ーでイエローストン国立公園内にあるモーテルまで約110マイル。
ロッジは2軒借りてある。理由は同行者の1人が強力ないびきの持ち主で
あるからだ。モーテルに着いたのは山脈の稜線がピンク色に染まる夕刻に
なってしまった。町を散策がてら良さそうなレストランを探しに出かける。
8月なのに陽が落ちきると寒さが一気に忍び寄る。適当なレストランに入
り、ありふれたジャンク フードとワインを注文する。食事が終わるや否
やレストランのオーナーママがテーブルに来て盛んにチョコレートケーキ
をすすめるが断る。と私の手作りで美味しいのでぜひにといわれ食べてし
まった。かなり甘い。こんな甘くて、カロリーの高そうなものばかり食べ
ているからママさんは太るんじゃないのといいたい所を止めにした。どう
せ片言の英語だし、疲れてもいた。
5日間ほどガイドに案内してもらいめぼしい所をピックアップして釣り歩
いたが、6日めはガイドなしで3人でばらけてイエローストンリバーに行
くことに。
翌朝、モーテルからイエローストン リバーを下流に向け車を走らせ1人、
20分ほどしてもう1人を降ろして、私はもっと下流にさがった。適当な
所で路肩に車を止め下流に歩いてゆく。曇空はロキーの山肌はより影を濃
く落として行った。
水辺に立ちキャストして行くと40cm前後のホワイトフィッシュがよく
釣れる。がこれは日本で言えばハヤに相当するもので、釣り味は他に比べ
動きが鈍重でかなり落ちる。地元でもあまり歓迎される魚ではない様だ。
ただ、食味はかなりいいようで、キープして町のレストランに持って行け
ば何処でも調理してもらえる。町のレストランの看板にもそのことが書か
れている。
ホワイトフィッシュを釣り飽きて出来るだけレインボーかカットスロート
を釣ろうと上流に行く。ポイント46あたりで50cm前後のレインボー
と40cmのカットスロートがたて続けに釣れた。空は相変わらずで、山
頂を霧がおおい始めてた。さらに釣り上がりS字の大きなカーブを曲がる
と深淵があり2人の女性が釣りをしている。近寄って挨拶をすると私に微
笑み返して来た。少し腰を降ろし見物することにした。
1人はクリーム色のテンガロンハット、白いハイネックのセーターに茶色
のネオプレーン のヒップウエダー。もう1人はカキー色のテンガロンにモ
スグリーンのセーターに同じウエダーを履いている。2人ともフライの経
験はかなりありそうだ。身なりからして地元の人には見えにくい。
空はさらに暗さ増し風が吹きはじめ、それに雪がまじる・・・・・・
彼女たちは気にするふうでもなく綺麗なキャストをくり返している。
私は釣りをあきらめ立ち上がる。2人とすれ違う時に別れの挨拶すると振
り向いた彼女のテンガロンハットからこぼれた金色の髪が風に舞う。降る
雪が彼女の長いまつげに おりてゆく。その綺麗な横顔に、私は、かるく手
を上げて別れを告げ上流に向かった。
車にたどり着く頃はかなり雪も強くなつた。車に乗りタバコをふかし、エ
ンジンを掛けフロントガラスの雪を振払う。
「待っている」「さぁ−、2人を迎えに行こう。」
西荒川で3人。釣りに来た。春の日射しをあびながらワインを飲み昼食
を取っていた。話しの流れは明確には憶えていないがなぜかイエロース
ト−ンに夏休みを利用して2週間ほど行くことになってしまった。
出来ればカナダ、バンク−バーから入るのがいいのだが、チケットのつ
ごうでロスから入ることになる。今回はどういう訳かファストクラスに
なってしまった。シンガポール エアーラインは機内サービスは世界の
エアーラインの中でも毎年ベスト3に入る機内サービスで有名航空会社。
アッパーデッキに乗り込むとさすがに広い。我々はのんびり旅を満喫し
ながらロスに向かった。ロスで入国しソルトレイクへ。空港に付いて荷
物を待、なかなか出て来ない、それもすべての荷物が。問い合わせると
ハワイ便きに間違えて乗せてしまったという。明朝までにホテルに届け
るように交渉し、手ぶらのままホテルにチェックインする。
夕食は外で取ることにし、夕暮れのソルトレイクの町に3人で出かける。
白く、あっさりとした町をぶらぶらしながら歩いて行くが、近くにはレ
ストランは一軒しかない。とりあえず入ってビールを注文すると。ウエ
イトレスが"Sorry, This is a temperance area"
「あ、あんあんん・・・・・え、え、え」
ユタ州であるソルトレイクはモルモン教の強いところで禁酒の町であっ
た。モルモン教の創唱はジョセフ スミスというアメリカ人で最初は一
夫多妻でもあつたらしい。そんなことはどうでもいいが我々3人には迷
惑な話しである。先ほどのウエイトレスの彼女に飲める所はないかとた
ずねると外人バーがあるという。場所を聞きタクシーでむかうことに。
バーに入ると驚くことに和風の白木のカウンターが一部ではあるがしつ
らえてある。ついつい、そこに腰掛けバーボンを頼む。一口飲み、メニ
ューを見るとローマ字で「takosashi 」 とあったのでチーズと一緒に
頼んでみた。5、6分すると出て来たが、たこの大きさにびっくり!!
たこの足の断面は小判より大き。味はおおざっぱであったが3人で後学
のためとしょうし食べてしまった。
朝、ドアのノックの音で眼をさまし寝ぼけまなこで鍵をあけるとボーイが
我々のなくなった荷物を持って立っている。チップを渡し部屋に運び入れ
る。シャワーを浴び、バックから着替えを取り出す。何と行っても3日ぶ
りの着替えだ。
ホテルで朝食をすませボーズマンに向かう。ボーズマンからはレンターカ
ーでイエローストン国立公園内にあるモーテルまで約110マイル。
ロッジは2軒借りてある。理由は同行者の1人が強力ないびきの持ち主で
あるからだ。モーテルに着いたのは山脈の稜線がピンク色に染まる夕刻に
なってしまった。町を散策がてら良さそうなレストランを探しに出かける。
8月なのに陽が落ちきると寒さが一気に忍び寄る。適当なレストランに入
り、ありふれたジャンク フードとワインを注文する。食事が終わるや否
やレストランのオーナーママがテーブルに来て盛んにチョコレートケーキ
をすすめるが断る。と私の手作りで美味しいのでぜひにといわれ食べてし
まった。かなり甘い。こんな甘くて、カロリーの高そうなものばかり食べ
ているからママさんは太るんじゃないのといいたい所を止めにした。どう
せ片言の英語だし、疲れてもいた。
5日間ほどガイドに案内してもらいめぼしい所をピックアップして釣り歩
いたが、6日めはガイドなしで3人でばらけてイエローストンリバーに行
くことに。
翌朝、モーテルからイエローストン リバーを下流に向け車を走らせ1人、
20分ほどしてもう1人を降ろして、私はもっと下流にさがった。適当な
所で路肩に車を止め下流に歩いてゆく。曇空はロキーの山肌はより影を濃
く落として行った。
水辺に立ちキャストして行くと40cm前後のホワイトフィッシュがよく
釣れる。がこれは日本で言えばハヤに相当するもので、釣り味は他に比べ
動きが鈍重でかなり落ちる。地元でもあまり歓迎される魚ではない様だ。
ただ、食味はかなりいいようで、キープして町のレストランに持って行け
ば何処でも調理してもらえる。町のレストランの看板にもそのことが書か
れている。
ホワイトフィッシュを釣り飽きて出来るだけレインボーかカットスロート
を釣ろうと上流に行く。ポイント46あたりで50cm前後のレインボー
と40cmのカットスロートがたて続けに釣れた。空は相変わらずで、山
頂を霧がおおい始めてた。さらに釣り上がりS字の大きなカーブを曲がる
と深淵があり2人の女性が釣りをしている。近寄って挨拶をすると私に微
笑み返して来た。少し腰を降ろし見物することにした。
1人はクリーム色のテンガロンハット、白いハイネックのセーターに茶色
のネオプレーン のヒップウエダー。もう1人はカキー色のテンガロンにモ
スグリーンのセーターに同じウエダーを履いている。2人ともフライの経
験はかなりありそうだ。身なりからして地元の人には見えにくい。
空はさらに暗さ増し風が吹きはじめ、それに雪がまじる・・・・・・
彼女たちは気にするふうでもなく綺麗なキャストをくり返している。
私は釣りをあきらめ立ち上がる。2人とすれ違う時に別れの挨拶すると振
り向いた彼女のテンガロンハットからこぼれた金色の髪が風に舞う。降る
雪が彼女の長いまつげに おりてゆく。その綺麗な横顔に、私は、かるく手
を上げて別れを告げ上流に向かった。
車にたどり着く頃はかなり雪も強くなつた。車に乗りタバコをふかし、エ
ンジンを掛けフロントガラスの雪を振払う。
「待っている」「さぁ−、2人を迎えに行こう。」